ELEGANT BS305
往年のLittle Wonderが最新仕様で復活
今やELACのアイデンティティとなった310~312シリーズは、1993年リリースされたCL 305をルーツとしています。アルミ押し出し材をエンクロージュアにしたこのモデルは、パワフルな鳴りと広大なサウンドステージで人々を驚かせリトル・ワンダーの愛称で親しまれました。1998年初めてのJETトィータを搭載したニューモデルがリリースされ、日本においてはそのJET搭載型CL 310 JETがセンセーショナルなデビューを飾りました。画期的な能力を持つドライバー・ユニットのパフォーマンスに注目が集まりましたが、300シリーズ最大の利点はその基本設計にあります。ノンバッフルと呼んでも差し支えない点音源から放たれる広大な音場再現は、ハイエンド・オーディオの醍醐味を存分に感じさせてくれます。今回紹介するELEGANT BS 305は、R&Dの責任者であるロルフ・ヤンケ氏自らが入念にチューニングしたモデルで、その開発テーマである「圧倒的なバリュー」は見事に達成されています。
■容積を犠牲にしないアルミ押し出し材エンクロージュア
6.5mm厚のアルミ押し出し材は19mm厚のMDF材と同様の強度を持ちます。厚みを削って内容積を確保出来る上に、ダウンサイジングにより限りなく点音源に近いノンバッフルデザインを実現しています。音離れの良い広大なサウンドステージこそ、この堅牢なエンクロージュアがもたらす最大のメリットなのです。
■サプライズ・マッシブ・サウンドを実現したドライバー・ユニット
ELEGANT BS 305の狙いであるパワフルで厚みのある再現性を得るために、2層磁性流体冷却ボイスコイルを備えた25mmシルクドーム・トィータとロング・ストローク設計の115mm AS(アルミ・サンドウィッチ)コーンウーハーが搭載されました。これはBS 312.2との最大の違いであると共に、BS 305の個性を推進にすることに繋がっています。
ELEGANT BS 305 OPTION
〇 LS 60スピーカー・スタンド
\104,500 pair \95,000税別 4011822891840
ELAGANT BS 305に対応したスピーカー・スタンドです。LS 60スピーカー・スタンドを使用する際は、TOP PLATE BS 312.2かBASE BS 312.2を別途購入する必要があります。
〇 TOP PLATE BS 312.2 ※LS 60用トップ・プレート
\16,500 pair \15,000税別
ELAGANT BS 312.2/BS 305をLS 60スピーカー・スタンドに設置する際に必要となるトップ・プレートです。※スチール製
〇 BASE BS 312.2/BS 305
\38,500 pair \35,000税別
アルミニウムとラバー素材で製作されたELEGANT BS 312.2/BS 305用ベースで、エンクロージュアの振動を効率よく吸収します。家具の上などに設置する際のスピーカー・ベースとして、そしてLS60スピーカー・スタンドのトップ・プレートとしても使用出来ます。スピーカー本体とネジで固定可能。
〇 METAL MESH GRILLE
\13,200 pair \12,000税別 金属製メッシュグリルです。
〇 FABRIC GRILLE BS 312 BLACK
\38,500 pair \35,000税別 4011822892045
〇 FABRIC GRILLE BS 312 GLAY
\38,500 pair \35,000税別 JAN確認中
アルミニウム・フレームとファブリックの組み合わせのグリルネットです。装着はマグネット・タイプ。過去に販売された310、312全てのモデルに対応しています。
Specification
ELEGANT BS 305
□仕様:2ウェイ・バスレフ
□トィータ:25mm シルクドーム
□ウーハー:115mm AS Cone
□クロスオーバー周波数:3,000Hz
□周波数特性:44Hz~28kHz
□能率:86dB / 2.83V/m
□インピーダンス:4Ω 最低保証3.3Ω/300Hz
□入力:定格65W 最大90W
□サイズ:208×123×282(270)mm(H/W/D)
□重量:5.5kg
□価格:価格:\217,800 pair \198,000税別
■ELEGANT BS 312.2との違いについて
〇ドライバー・ユニット(トィータ、ウーハー)
〇スピーカー・ターミナル ※シングル・ターミナル
〇ネットワーク ※空芯コイル不採用
〇内部配線 ※BS 312.2はバンデンハル製 305は高品質銅線